国内短信    2008年6月19日更新

コカ・コーラシステム「アクエリアス2008年度戦略とアクエリアス ゼロ」発表

 コカ・コーラシステムは、オリンピック日本選手団公式スポーツ飲料「アクエリアス」の2008年度の戦略と、新コンセプトのカロリーゼロのスポーツ飲料「アクエリアス ゼロ」を発表した。
 スポーツ飲料「アクエリアス」は発売以来25周年を迎え、スポーツ飲料No.1としての地位を確立しているが、近年、売り上げは伸びているが成長率が鈍ってきている。消費者意識調査の結果、スポーツ飲料は10代の消費者の飲用者が最も多く、20代、30代と年代が上がるごとに飲用者が減少する傾向にある。その背景にあるのは、スポーツする目的が10代は勝つこと、記録更新といったパフォーマンスが主な目的であるのに対し、20代、30代は体力維持やダイエットなど健康維持が主な目的となっている。このような健康維持を目的に行う運動強度の低いフィットネスをする消費者はカロリーを気にして水などの無糖飲料を選択する傾向がある。健康を気にする20代30代の消費者のニーズをとらえ、フィットネスをサポートする飲料としてカロリーゼロの「アクエリアス ゼロ」を開発した。
 「アクエリアス ゼロ」は、アルギニン、ナトリウム、マグネシウムを配合し、さっぱりした味で、甘さが気になる人にも最適。フィットネスに求められる水分補給をサポートするゼロカロリーのスポーツドリンク。汗で失った成分を補給するという従来のスポーツ飲料の飲み方とは異なる、「ウォームアップ中からこまめに補給することで、からだをもっとアクティブに」という飲み方を提案していく。また、「アクエリアス」はオリンピック日本選手団公式スポーツ飲料として、8月に開催される北京オリンピックにおける日本選手団の活躍を積極的にバックアップするさまざまなマーケティング活動を展開していく。
 スポーツエナジー統括部早瀬京鋳部長は、「アクエリアス ゼロ」の導入により、「アクエリアス」「アクエリアス ビタミンガード」とスポーツ飲料の3本柱として、スポーツ飲料カテゴリーをさらに活性化させ、スポーツ飲料ブランドとしての大いなる成長を期待していると語った。

2009年シラ国際外食産業見本市、ジャパンパビリオン出展者募集

 2年に1度、フランスの食の都リヨンで開催される「シラ国際外食産業見本市」の記者会見が、同本部のディレクター、マリ=オディール・フォンドゥール氏の来日のもと恵比寿ガーデンプレイス内のラ ターブル ド ジョエル・ロブションで開かれた。
 同見本市はレストラン・ホテル産業、食品流通業、ケータリング業のスペシャリストや世界中のシェフ、パティシエが集結する外食産業の祭典で、2009年1月24日から28日の5日間、リヨン・ユーレクスポで開催される。世界中から集まる多くの食材、新しい味覚、そして世界の料理に関するトレンドがつかめ、外食産業の新たなビジョンとビジネスチャンスが得られる見本市である。世界的料理大会であるボキューズ・ドール国際コンクール、菓子職人を対象としたクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー、チーズの専門知識と取り扱い技能を競うインターナショナル・カゼウス・アワード(国際フロマジュリーコンクール)、モンディアル・デュ・パン(国際パンコンクール)もシラの開催中に行われ、未来を担う才能溢れる料理人が実力を競う。日本代表も参戦する予定。また、第4回目を迎える寿司職人入門コンクールも会場の注目を集めよう。現時点で既に2,000を超えるメーカーおよび出展者(海外出展企業430社)が、この見本市への参加を予定している。
 2009年シラでは、日本が招待国として選ばれており、ヨーロッパでの日本食ブームと相まって、日本への注目がさらに集まると予想されている。2007年に続き第2回目となるジャパンパビリオンヘルシー・アイランド・ジャパンから今回は招待国として規模を拡大し、内容もパワーアップしての出展を予定している(出展規模約500m2、募集社数約30社)。
 ヘルシー・アイランド・ジャパンの第1次募集締め切りは5月末日、第2次募集締め切りは7月末日。問い合わせは(株)丹青社(東京都台東区、TEL03-3836-7583)またはエス・ビー・エイ(東京都港区、TEL03-3431-9731)まで。

東京顕微鏡院が遠山椿吉賞を創設

 (財)東京顕微鏡院と(医)こころとからだの元氣プラザは、このたび、創業者で初代院長の医学博士遠山椿吉氏の、公衆衛生向上と予防医療の分野における業績を顕彰し、生誕150年を記念して、遠山椿吉賞を創設する。公衆衛生の領域において、ひとびとの危険を除き、命を守るために、先駆的かつグローバルな視点で優れた業績をあげた個人または研究グループに対し、賞状、記念品および賞金100万円を贈呈する。
 賞は、「遠山椿吉記念食と環境の科学賞」と、「遠山椿吉記念健康予防医療賞」の2部門あり、隔年で選考顕彰する。平成20年度は、遠山椿吉記念食と環境の科学賞を募集する。
 平成20年度は、食品衛生と、生活環境衛生、感染症対策を重点課題とする。例えば、腸管出血性感染症(O157)やノロウイルス、鳥インフルエンザなど細菌学、ウイルス学の観点からの研究、アスベストやダニ、カビなど室内環境の研究、感染症と水の問題などである。
 応募要綱に従って、原著論文等必要書類を所定の用紙に添付の上、7月31日(消印有効)までに事務局宛郵送。遠山椿吉賞選考委員会において論文を選考し、1件を採択し、10月に発表する。
 詳しくは、東京顕微鏡院ホームページ(http://www.kenko-kenbi.or.jp/)まで。

卵殻カルシウムとビタミンK2を一緒に食べると骨が強化されることを確認

 キユーピーは、卵殻カルシウムとビタミンK2を同時に摂取すると、骨粗しょう症の状態が改善されることをモデルマウスを用いた実験で確認した。
 同社はこれまでに、中高年女性が卵殻カルシウム250mgとビタミンK2 1.5mgを含む錠菓を12週間摂取することで、血中の活性型オステオカルシン(カルシウムを骨に沈着させる役割を持つ物質)の量が増えることを確認している。
 今回は骨粗しょう症モデルマウスを用いて試験を行った。卵殻カルシウム0.2%とビタミンK2約0.0012%を添加した飼料を3カ月間摂取した群(卵殻Ca+VK群)は、炭酸カルシウムのみを添加した飼料を摂取した群(対照群)に比べ、大腿骨の骨密度が有意に高くなることが確認された。また、骨全体を内部から支える「骨梁」の数も増える傾向にあることが確認された(図参照)。
 さらに、卵殻カルシウムのみを添加した飼料を摂取した群(卵殻Ca群)も、対照群に比べ、骨密度、骨梁数ともに増える傾向があった。
 今回の結果から、卵殻カルシウムの摂取は骨の強度を高める可能性があることが示され、また、卵殻カルシウムとビタミンK2を一緒に摂取することで、その可能性がさらに高まることが分かった。
 ちなみに、キユーピーは骨の健康が気になる人に向けた特定保健用食品「キユーピーカルK2」を2007年10月に発売している。

カゴメ、名古屋市立大学の共同研究、リコピンにシワ予防効果

 カゴメ(株)総合研究所 (栃木県那須塩原市)は、名古屋市立大学(愛知県名古屋市)森田明理教授との共同研究で、細胞評価において、リコピンにコラーゲン量を増加する効果があり、紫外線によるコラーゲン量の減少をリコピンが抑制することを確認した。この結果より、リコピンがシワ予防に効果を示すことが期待できる。研究内容は、国際研究皮膚科学会において発表された。
 リコピンはトマトに含まれるカロテノイドの1種であり、ヒトの皮膚に存在することが知られている。リコピンは11の不飽和結合を持つ非環状構造であり、優れた抗酸化活性を有する。タイプIコラーゲンは皮膚の主要な構成成分であり、光老化に大きく関与している。今回はリコピンが紫外線照射時のタイプIコラーゲンに与える影響を、ヒト皮膚線維芽細胞を用いて検討した。
 培養したヒト皮膚線維芽細胞にリコピンを添加し、24時間培養した。細胞にUVA(30J/cm2)を照射後、さらに24時間培養し、培養液中のタイプIコラーゲン量をウェスタンブロット法にて測定した。
 紫外線を照射しない時、リコピンは培養液中のコラーゲン量を増加させた。紫外線を照射することで、培養液中のタイプIコラーゲンは減少した。しかし、リコピンを加えることでタイプIコラーゲン量は1.3倍になった。この結果より、ヒト皮膚線維芽細胞において、リコピンはコラーゲン合成を増加し、UVA照射によるコラーゲン量減少を抑制することを確認した。従って、リコピンは光老化対策に有効であると考えらる。

カスピ海ヨーグルトの血清コレステロール改善効果を確認

 フジッコ(株)(神戸市中央区、福井正一社長)は、Lactococcus lactis subsp. cremoris FC株(以下FC株)の牛乳発酵物に血清脂質の改善効果が期待されることを、ラットを用いた実験によって明らかにした。また、FC 株が産生している粘り成分の菌体外多糖(以下、EPS:Exopolysaccharide)がヒトの消化酵素で分解されないことを人工消化液試験によって明らかにした。
 ラットに高コレステロール食を与え、FC株や一般的な乳酸菌(以下、クレモリス基準株)を用いて調製した牛乳発酵物、牛乳に乳酸を加えて調製した擬似発酵物をそれぞれ餌の一部に混ぜて1週間摂取させた。その結果、FC株の牛乳発酵物を摂取させた群では、一般に善玉コレステロールと呼ばれる血清中のHDLコレステロールの低下が有意に抑制され、血清中の中性脂肪の値も低下する傾向が認められた。一方、クレモリス基準株の発酵物を与えた場合に、これらの効果は見られなかった。
 FC株と基準株の大きな違いのひとつとして、発酵物の粘りが挙げられる。基準株はEPSを産生せず、その発酵物は粘りがない。これに対して、FC株は多量のEPSを産生するため、独特の粘りを生み出し、非常に滑らかで舌触りの良い食感が得られる。
 次に、FC株が産生するEPSがヒトの消化液で分解されずに腸内まで届く可能性について検証した。EPSを牛乳発酵物から抽出して人工消化液に対する耐性を調べたところ、消化液でほとんど分解されないことが明らかになった。
 以上のことから、FC株の作り出すEPSは、ヒトの消化酵素で分解されずに腸内まで届くこと、また、粘りの強いカスピ海ヨーグルトを日常的に摂取することで、血清脂質の環境が改善されるものと期待される。この研究成果は、日本栄養・食糧学会大会において発表された。

カナダポークが地域団体商標として査定登録

 カナダポーク・インターナショナル(CPI、本部:カナダオンタリオ州オタワ)は、このほど日本の地域団体商標制度に基づく商標登録が確定し登録第5129558号として登録証を受領した。
 「地域団体商標制度」は、地域ブランドの育成と保護を図ることを目的に作られた制度で、4月30日現在、合計373件が登録査定されており、今回の「カナダポーク」は海外ブランドとしては2件目となる。
 CPI会長のエドワール・アスノン氏は、「カナダポーク・インターナショナルは、カナダポークが海外ブランドとしては2番目に特許庁によって査定登録されたことを大変光栄に思っています。カナダの豚肉産業は、安全で高品質のポークを日本の皆様にお届けしていることを非常に誇りに思っています。今回の商標の登録により、日本の消費者の皆様がこの表示を目安に、カナダを原産地とする安心で美味しいポーク製品であることを識別することができるようになるでしょう」と述べた。

ザ コカ・コーラカンパニー ムーター ケント社長 日本外国特派員協会で講演

 ザ コカ・コーラカンパニーのムーター ケント社長兼最高執行責任者は、21世紀にふさわしい企業づくりにむけてのコカ・コーラの歩みと題し5月13日、日本外国特派員協会において講演した。
 日本市場には1957年に参入し、75年には缶コーヒー「ジョージア」、83年にはスポーツドリンク「アクエリアス、」93年にはブレンド茶「爽健美茶」を発売し、カテゴリーリーダーとして飲料業界においての地位を不動のものとしている。世界的な成熟市場といわれている中で「コカ・コーラ」は、炭酸飲料の奇蹟といえる30年振りの成長を昨年記録した。発売以来2年目を迎えた「コカ・コーラゼロ」は世界の80カ国で5億ケース250%の伸びを示した。これはフィリッピンの市場に匹敵する規模である。
 経済発展が著しいBRICsなど、急速な都市化現象、中流階級の拡大などで非アルコールRTD市場は今後10年間成長が見込まれる。200以上のポートフォリオを揃え、多様なパッケージを入れると1,000以上の製品を市場に投入している。市場は今後バランスのよい成長を遂げるであろう。現在40%が非炭酸飲料であるが2010年には、炭酸50%非炭酸50%となるであろう。200以上の国や地域で事業を展開しているが、今やその80%が北米以外の国や地域で占められている。BRICsは30%から60%へ拡大するであろう。世界全体のマーケット規模は6,500億ドル、成長率は他業界を上回っており、ザ コカ・コーラカンパニーは800億ドルの規模にまで拡大できると確信している。
 持続可能な地域社会を構築していくため、環境問題には企業・政府・民間とのパートナーシップを構築する。水資源の保護に関して過去5年間で20%の削減や国連とのパートナーシップで水不足の地域への支援活動を実施。2020年までには日本で保有する100万台の自販機のノンフロン化を推進し、排出するCO2を半分にする。
 原油高、異常気象、バイオ燃料などによるコスト高は今後も続くであろう。工場を全世界に持っている利点を有効活用し、リターナブルパッケージの活用など、ダイナミックな消費市場である飲料業界においての変化に適応し、さらなるイノベーションを推進しグローバル企業として世界経済を先導していく。
 ムーター ケント社長は、2008年7月1日付けで同社の最高経営責任者に就任予定。

Demark Foodfest開催される

 「Demark Foodfest2008」が3月13、14日の両日、東京プリンスホテルで開催された。今回はいっしょに食の未来を考えようをテーマにデンマーク産食品の紹介と食品の生産と消費の信頼が語られた。
 すかいらーく代表取締役である横川竟氏の「フードサービスの現状と将来」と題する講演やデンマーク農業の紹介、プロフェッショナル向けのポークセミナー、チーズセミナーなどのプログラムと並行して、栗原はるみさんの「わたしのシフォンケーキ」と題したトークショーや岡田美里さんの紅茶の作法の紹介など一般来場者を対象としたプログラムも多く行われた。
 プレスカンファレンスではデンマーク農業理事会のピーター・ゲメルケ会長、デンマーク豚肉機構連合のベクト・クラウディ・ラッセン会長、デンマーク酪農連合のベルト・ユール・ソレンソン会長というデンマークの農業関連団体のトップがそろい、在日デンマーク大使館のフレディ・スヴェイネ大使とともに記者発表を行った。
 ゲメルケ会長は「日本とは異なる習慣、価値観をシェアしているが、食品の品質、安全性にかける思いは共通している。これからも積極的に国際貿易にかかわっていくとともにお互いに品質、安全性を高めていきたい」と語った。ラッセン会長も日本がデンマークの豚肉産業にとって大事なパートナーであることを強調。ソレンソン会長もデンマークの酪農は日本と強いパートナーシップ関係にあり、今後もこの関係を維持したいと述べた。

協和発酵フーズとキリンフードテックが事業統合

 協和発酵フーズ(株)(吉田武之社長)、キリンフードテック(株)(桂総一郎社長)、協和発酵工業(株)(松田譲社長)、キリンホールディングス(株)(加藤壹康社長)は、4月28日、キリングループと協和発酵グループが保有する食品事業の統合について基本合意に達し、基本合意書を締結した。
 協和発酵フーズとキリンフードテックは、2009年4月1日に協和発酵フーズを存続会社とし、合併新会社キリン協和フーズ(株)を設立する。新会社は、2010年末までは協和発酵とキリンホールディングスの合弁会社として運営するが、2011年1月1日に協和発酵が保有する新会社の全株式をキリンホールディングスに譲渡することで、キリンホールディングスの完全子会社となる。なお、新会社の合弁比率は、今後行われる両社の価値算定に基づき決定される予定。

西日本食品産業創造展は福岡マリンメッセで開催へ

 「第18回西日本食品産業創造展」が6月24日から26日までの3日間、福岡市の福岡マリンメッセで開催される。主催は日刊工業新聞社。
 今回は、新しい食品産業を創出するための展示会としてサマーバレンタインフェスタ2008を新設、さらに提案型のイベントとしてパワーアップし開催する。併催セミナーも食品偽装問題などをとらえ食の安心・安全、表示などのセミナー14本をはじめ全51本開催。業界団体によるイベントも9コーナー、19テーマを開設。特に前回も好評を得た生産者・小中規模加工場向けのコーナーでは、道の駅・生産者直売所など全国で増加中の施設へ向けた提案を、実在の道の駅などによるモデルショップと加工実演・講習により4テーマ紹介する。
 また福岡県中小企業振興センターが運営する電脳商社のショッピングサイト「よかもん市場」より11社が実物を展示する。オーガニックネットワークフェアでは食の安心・安全をテーマに農場から食卓までの流れを展示とセミナーで紹介していく。

日本酒フェアが池袋で開催

 「日本酒フェア2008」が6月11日、東京・池袋のサンシャインシティにおいて開催される。同フェアは「平成19酒造年度全国新酒鑑評会公開きき酒会」と「第2回全国日本酒フェア」を同時開催するもの。
 公開きき酒会は従来、酒類総合研究所において醸造関係者を対象に開催されていたが、今日の日本酒を多くの人に理解してもらおうとの趣旨で昨年から、東京で開催されている。全国日本酒フェアは都道府県酒造組合のほとんどが出展し、自慢の日本酒を展示するとともに、試飲や販売も行う。
 公開きき酒会(日本酒フェア共通券)は、前売3,000円、当日3,500円、日本酒フェアのみは1,000円。詳細は日本酒造組合中央会まで(http://www.japansake.or.jp/sake/)

事業所移転
 三井製糖(株)食品素材事業本部は本社所在地である稲畑ビルに移転した。
電話・FAX番号は変更なし。移転先:〒103-8423 東京都中央区日本橋本町2-8-2 稲畑ビル



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