国内短信    2009年7月8日更新

ユーザー業界の稼働率は、そう落ちていない。日本製パン製菓機械工業会第48回通常総会

 日本製パン製菓機械工業会はさる5月26日、熱海・古屋で第48回通常総会を開催した。組合員87社のうち85社(うち委任状出席14社、書面出席28社)が出席し、平成20年度事業・決算報告、21年度事業計画など議案はいずれも原案通り可決した。
 田中利幸理事長は会議に先立つ挨拶で、
 「本年春の褒章叙勲で関東混合機(株)・林社長と(株)コバード・小林社長の2名が受章の栄に浴された。本当におめでとうございました」とまず報告。続いて、業界を取り巻く最近の動向について、
 「パン菓子業界の生産額は、この数年来、概ね620億から670億の間を推移しており、各社厳しい状況であるが、自動車や家電ほど急激に落ち込んでいるということではないのでないかと推測している。
 ユーザー業界であるパン業界、菓子業界の定例の総会などでも、そんなに落ち込んでどうしようもないという声は聞こえてこない。ユーザー業界の稼働率はそう落ちておらず、製品の内容、仕様の変更は相当あるようだが、少なくともわれわれの技術関与する機械設備の稼働率も、そう落ちていないと感じる」
 「さる2月に大阪で行われた2009モバックショウについて、大変特長的な点が一つがあった。それは観客動員数4万4,000人強の中で、約6%にあたる2,700名もの方が海外から来場されたということ。ちなみに、その前の東京では、海外来場者は2%にしかならなかった。その6%の2,700名の90〜95%近くがアジアからの来場者で、これは、この2〜3年の大きな変化ではないかと考える。
 アジアの人達は、日本の機械に対して強い関心を持っている、そして日本の製品を彼らが導入できるレベルになったのではないか、中国をはじめ東南アジアでは金融危機の影響はあまりなかったのではないか、従って食品産業もかなり活発に動いているのではないか。
 われわれの国内の稼働率はここ数年あまり変わらないのが現実で、今後もある意味ではそう大きな期待は持てない。完成品メーカーであるわれわれは、自分自身で新しい市場を開拓していく必要がある。そういった意味では、今回のモバックが一つの示唆を与えてくれたのではないだろうか」
 2009年度の事業活動では、新しい市場開拓という委員会活動も盛り込み、会員・賛助会員の利益を最優先した事業内容になっている。

タマネギの摂取がディーゼル排気微粒子による男性生殖毒性を抑制することを確認

 青森県立保健大学(青森県青森市)とカゴメ(株)経営企画本部総合研究所(栃木県那須塩原市)は、ケルセチンやケルセチンを多く含む野菜であるタマネギの摂取が、ディーゼル排気微粒子による男性生殖毒性を抑制する効果があることを、動物を用いた試験で確認した。この研究内容は日本農芸化学会2009年度大会において発表した。
 ディーゼル排気微粒子には、さまざまな毒性成分が含まれているが、その化合物のひとつは、ある経路(AhR:アリル ハイドロカーボン レセプター)を通じて毒性を示すことが知られている。また、ディーゼル排気微粒子による男性の生殖毒性も、この経路が関与しているとの報告がある。タマネギに含まれるケルセチンは、この経路に影響を与えることが知られていることから、ケルセチンやケルセチンを多く含む野菜であるタマネギの摂取が男性生殖毒性に対し良い影響を与えることが考えられ、この実験を行った。
 マウスにケルセチンもしくはタマネギの混合飼料を7週間摂取させ、その間にディーゼル排気微粒子の懸濁液もしくはその溶媒のみ(対照)をマウスに投与した。その後、生殖に関係する器官を採取し、精子の形成に関する指標(精子形成能、精子異常の発症率、精子形成に関与する細胞数(セルトリ細胞)など)を測定した。
 ディーゼル排気微粒子の投与により、精子形成能や精子形態異常の発症率は影響を受けたが、精子形態異常の発症率に関しては、ケルセチンやタマネギを摂取することで抑制することが確認された。また、精子の形成に関与するセルトリ細胞は、ディーゼル排気微粒子で減少したが、ケルセチンやタマネギを摂取することで、その減少は抑制された。
 このように、ケルセチンやケルセチンを多く含む野菜であるタマネギの摂取は、ディーゼル排気微粒子による男性生殖の毒性緩和に役立つことが示唆された。

品質の確保とコンプライアンスの徹底、日本食品添加物協会総会

 (社)日本食品添加物協会(東京都中央区、鈴木武会長)は5月22日、如水会館にて平成21年度定時総会ならびに懇親会を開催した。
 鈴木会長は総会冒頭の挨拶で文部科学省の学校給食衛生管理基準に触れ、添加物への不信の発信原因になるのではないかと以前から懸念していたと述べた。そのため、文科省の担当部署に協会として意見を伝える場を持ち、今後はオープンに議論できる場を作っていくと語った。
 総会は20年度事業報告および決算報告、21年度事業計画、予算案などが承認された。総会後は食添GMP判定委員の荒木惠美子東海大学教授ほか5名に表彰状が、委員会を務めた5名に感謝状が贈られた。また協会役員を務めた高野靖専務理事が退任することとなり、表彰状が贈られた。新しい専務理事には協会の西川秀美氏が就任した。
 懇親会では鈴木会長が新型インフルエンザ騒動に触れ、「BSE騒ぎを思い起こします。リスクマネジメントにおいて、正しく恐れることは、本質を突き止め、全体像を把握する努力の後対応策を作る。そしてさらに大切なことは、その対策を予行演習し、常にバージョンアップし続けることです。今度の件の最大の成果は、想定されるパンデミックへの予行演習ができたことであると思います。私共は、そこから引き出される沢山の教訓を事業や協会運営のリスクマネジメントに生かしたいものです」と述べた。
 来賓として厚生労働省医薬食品安全部の國枝卓基準審査課長が祝辞を述べ、キリン協和フーズ(株)の桂総一郎社長が乾杯の発声を行った。

ファンケル、発芽玄米の「腹持ち」の良さを証明

 (株)ファンケル(横浜市中区、成松義文社長)は、発芽玄米の有効性に関する研究を通じ、発芽玄米を主食とした場合には、同じカロリーで白米を主食、またはハンバーガーを食べたときに比べて高い満腹度が得られることを証明した。
 発芽玄米は、玄米を水に浸してほんの少し発芽させた米。発芽によって眠っていた酵素が活性化し、新芽の成長に必要な栄養素が増加する特徴があり、発芽していない玄米に比べてγ−アミノ酪酸(ギャバ)が増加する。また、これまでの研究で発芽玄米の摂取により高血糖改善作用、中性脂肪低下作用があることを明らかにしている。
 今回は発芽玄米の「腹持ち」のよさに着目し、健康な男女10名(男性6名、女性4名)に同一カロリーでエネルギー密度の異なる次の3種類の食事を1日ずつ入れ替えて食べてもらった。@発芽玄米を主食とした食事(カロリー:545kcal、エネルギー密度1.56kcal/g)A白米を主食とした食事(カロリー:548kcal、エネルギー密度1.57kcal/g)Bハンバーガー(カロリー:545kcal、エネルギー密度2.52kcal/g)。
 各食事を食べた後の満腹感、空腹感をアンケート形式で答えてもらい、それぞれの食事の満腹度を10段階で評価した。また、食後のいくつかのタイムポイントで採血を実施し、食後の中性脂肪値の増加を観察した。その結果、発芽玄米や白米のようなご飯をベースにした日本型の食事はハンバーガーに比較して食後の中性脂肪の上昇が緩やかであった。これは食事に含まれる脂質が日本型食事は小さく、ダイエット(減量)時に最適な食事であることを表している。
 発芽玄米を主食とした食事を食べたときには白米を主食とした食事を食べた時に比べて1.3倍、ハンバーガーを食べたときに比較して1.5倍大きな満腹感が得られることが明らかとなった。このことから日本型の食事の中でも、発芽玄米を主食とした食事は、食後の「口寂しい」などの感覚を低減させることが考えられた。
 以上の結果より、日本型のご飯食はエネルギー密度が小さく食後の中性脂肪値の上昇が小さいこと。さらに、ご飯食の中でも発芽玄米を主食とすることで白米に比較して食後の満腹感が大きく、かつ満腹感が長続きすることが明らかとなった。このことは、ダイエット(減量)実施期間に発芽玄米を主食として取り入れることで、食事のエネルギー制限や間食の摂取制限をしても、空腹感のようなストレスを軽減できる可能性を示唆するものである。ダイエット(減量)のためのアプローチとして満腹感に寄与するスープが注目されているが、発芽玄米を組み合わせることで、より健康的で満足度の高い減量が実現しやすくなる。

安全安心な軟包装材料を提供。軟衛協第34回定期総会

 軟包装衛生協議会の第34回定期総会が5月14日、東京・四谷の主婦会館プラザ・エフで開催された。
 開会の挨拶で広木一正会長(大日本印刷(株)常務取締役)は、
 「昨年後半に起こった金融危機はまたたく間に世界を飲み込み今年に入っても状況の好転は見られない。原油価格をはじめとした資源価格の乱高下、一般消費者の日用品の購入活動の停滞は、私ども軟包装材料の製造加工業界にも大きな影響を与え、しばらくは厳しい環境が続くのではないかと感じている。会員各位におかれては生産活動や販売活動に力を注がれていることと存ずる。軟包装衛生協議会は1975年に設立し、1981年には認定工場制度を立ち上げるなど、軟包装材料における衛生管理の啓蒙活動とともに、いろいろ研究を重ねてきた。当初13工場だった認定工場も現在、認定工場、準認定工場合わせて220工場を数えるに至った。いま、食の安全安心に関して、社会全般が厳しく注視している。私たちの業界においても怠りなく、衛生管理自主基準による衛生的な管理、運営の充実を図り、品質の高い、安心してお使いいただける軟包装材料をお届けできるよう努めていきたい」と語った。
 2009年度の活動方針でも昨年、第9版として改訂された衛生管理自主基準による認定工場制度の運用徹底、を第1番目に掲げている。09年はこのほか、従来の素材衛生マニュアルを第8版として新たに原材料衛生マニュアルと改題して刊行する予定である。新規の入会促進、ユーザー会員との認識共有化などにも取り組んでいく。
 今年は役員の改選期に当たり、新会長に高宮城實明氏(凸版印刷(株)専務取締役)が選任された。高宮城新会長は就任に当たり、
 「2009年度の活動方針のもと新たに選任された役員とともにこの1年を進んで参りたい。いま企業には社会的責任の自覚とその責務を果たすことが強く求められている。その意味でも軟包装衛生協議会の認定工場が軟包装材料の製造・加工・提供まで衛生的に管理運営していることを大いに自信を持っていただいてよいかと思う。いまやどの分野でも品質問題は最重要項目となっている。軟衛協の一員として衛生自主管理基準を基盤として安全安心な軟包装材料を提供する姿勢は必ずやお得意先の信頼と評価を獲得し、企業の発展や貢献につながることと信じている」

フジッコ、カスピ海ヨーグルトの食後の血糖値に対する上昇抑制作用を検証

 カスピ海ヨーグルトは広く日本で親しまれている発酵食品で、(株)フジッコ(神戸市中央区、福井正一社長)では家森幸男氏(武庫川女子大学国際健康開発研究所長・(財)生産開発科学研究所 学術顧問)の協力のもと、優良株であるLactococcus lactis subsp. cremoris FC株(ラクトコッカス ラクティス サブスピーシズ クレモリス エフシー株、以下FC株)を分離し、安全に家庭で植え継ぐことのできるカスピ海ヨーグルトの種菌やそれを用いた製品開発を行ってきた。
 カスピ海ヨーグルトがもつ特徴の1つとして、強い粘りがあるが、この粘りは、クレモリスFC株が分泌する菌体外多糖(EPS:Exopolysaccharide)によるもので、舌触りの良い、クリーミーな食感を生み出している。同社ではこれまでにカスピ海ヨーグルトの粘りやEPSに着目した研究を行ってきたが、今回は食後血糖の上昇抑制作用について検証した結果を発表した。
 マウスに一定量のブドウ糖を経口投与し、経時的に血糖値の測定を行った。その結果、ブドウ糖のみを投与した群に比べて、牛乳またはFC株の牛乳発酵物を同時に摂取させると、血糖値の上昇を抑制する作用が認められた。しかし、FC株の牛乳発酵物では、牛乳と比較して血糖のピーク値が低く、上昇も穏やかになる傾向のあることが分かった。
 またFC株とEPSを産生しない変異株を用いてそれぞれ牛乳発酵物を調製し、比較したところ、EPSを産生するFC株の牛乳発酵物に有意な血糖上昇の抑制作用が認められた。
 さらに、健常な成人男女を対象として行った試験でも、7名中6名においてFC株の牛乳発酵物を摂取した場合の血糖曲線下面積(AUC)が、牛乳を摂取した場合と比べて低いことが明らかとなり、血糖値の上昇を抑制する作用がヒトにおいても示唆された。
 今回の試験でEPSを含む牛乳発酵物がより血糖の上昇を抑制したことから、ヒトの消化液に対して耐性をもつEPSが食物繊維様の働きをすることによって糖の吸収抑制と、それに伴う血糖値の上昇を抑えたのではないかと考えられる。牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、糖質と一緒に摂取した場合に血糖値の上昇を抑える働きがあることが知られているが、EPSを含む粘りの強いカスピ海ヨーグルトを日常的に摂取することで、食後血糖の上昇がより穏やかになると考えられる。

日本輸入食品安全推進協会総会、公益法人化を目指す

 日本輸入食品安全推進協会(東京都中央区、会長:垣添直也=日本水産(株)社長)は6月11日、法曹会館において通常総会を開催した。
 冒頭の挨拶で垣添会長は、100年に1度といわれる経済危機や新型インフルエンザ問題が経済活動にも影響を与えているが、正しい情報収集と冷静な対応が必要であると述べた。昨年は食品事故が相次ぎ、輸入食品もその信頼が揺らいだ1年であったが、協会としては信頼を回復すべく活動を行っていきたいとした。
 協会が力を入れている輸入食品衛生管理者育成も資格取得の輪が拡大し、延べ2,200名の管理者が生まれた。協会としては公益社団法人を目指し、移行への準備を進め、会員のための勉強会、情報発信、セミナーを充実させていくと結んだ。
 来賓として厚生労働省医薬食品局の石塚正敏食品安全部部長が挨拶を行った。
 「昨年は行政にもいろいろなことがあり、食に対する不安を払拭するのが難しく、いいイメージを持たれていなかった1年でした。食の安全に対しては行政も努力するが、企業側も努力を続けてほしい」と語った。
 総会では1号議案の20年度事業報告、2号議案の会計報告、3号議案の役員交代と事業計画がいずれも承認された。

食品メーカー向けに被験者のWEB管理システムのASPサービス

 医薬品・食品・化粧品業界の研究開発・商品開発をトータル的に支援するヒューマグループ(東京都港区、三原酉木社長)は、この度、食品メーカー向けに研究開発・商品開発のヒト試験における被験者のWEB管理システム「クロノス」のASPサービスを開始した。
 食品メーカー各社は、昨今の景気低迷による業績低下から研究開発費も削減方向にある一方で、商品開発・研究開発は他社に先駆けて先行させていきたいニーズがある。そこで、各食品メーカーの商品開発・研究開発部門では、ヒト試験をこれまで以上に強化していく動きがあるが、全てアウトソースすることもできず、社内での実施が急増している。
 クロノスはこのようなニーズに応えるべく「社内試験のススメ」と題し、各食品メーカーの社内臨床試験をサポートする。ヒューマグループでは、食品におけるヒト臨床試験の専門的な受託機関として実績を積み重ね、メタボリックシンドロームのような生活習慣病から疲労、脳機能改善などの領域まで、約5年間で100試験を超える実績がある。
 クロノスは、WEB上で単数・複数選択式、フリーワードはもちろん、VAS(Visual analogue scale)による評価機能のほか、測定日管理機能が備わり、試験データは、リアルタイムにデータ集計することが可能。また、摂取カロリー・消費カロリーのコントロール機能についても開発を進めている。同社では、このシステムの展開と同時に、過去の実績によって培った臨床試験におけるノウハウを提供し、各企業のサポートを充実させていく。同社では、今期中に100社の導入を見込んでおり、今年中には300社への導入を目指す。

「父の日」に贈りたいものは「お酒」がトップ

 アサヒビール(株)(東京都、荻田伍社長)のお客様生活文化研究所は、インターネットで父の日に関する意識調査(5月27日〜6月2日)を実施し、3,558人の有効回答を得た。それによると、4割以上がプレゼントを贈る予定で、「一緒に食事」も含めると5割以上がお祝いを計画。「父の日ギフト」の予算は3,000〜5,000円未満が最多。お父さんに贈りたいギフト、お父さんがもらいたいギフトの、両方とも1位は「お酒」。家族が採点するお父さんの点数は平均74.8点、お父さんの自己採点は平均62.0点。
 「母の日」と同様に多くの家庭の年中行事のひとつとして、「父の日」が定着していることが明らかになった。「贈りたいギフト」については過去同時期にも調査をしており、それによると3年連続で「お酒類」がトップになった。こうした背景には「夏に向けて消費が増えること」「気取らずに贈りやすい」という理由のほか、幼少時代から家で晩酌する父親の姿を見てきた子供たちも少なくなく、「お酒=お父さん」のイメージが強いことがうかがえる。
 また性別で「プレゼントを贈る予定」「一緒に食事をする予定」という声を見てみると、男性が39.7%であったのに対して、女性はそれよりも25%以上高い64.8
%に達し、同性の息子よりも娘の方が「父の日」を大事にしていることがうかがえる。

くるみの摂取が2型糖尿病患者に与える長期的効果

 オーストラリアのウーロンゴン大学で発表された新しい研究結果によると、くるみなど適正な種類の脂肪を含む食品を毎日の食事に取り入れると、2型糖尿病のための食事をコントロールするのに大きな助けとなることが明らかになった。
 4月8日に、「ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌(The European Journal of Clinical Nutrition)」にて発表され、インスリン治療を受けていない過体重の成人糖尿病患者50名に、ウーロンゴン大学スマートフーズセンター所長のリンダ・タプセル教授の指導の下1年間、バランスの取れた低脂肪食を摂らせた。その結果、1日30gのくるみを摂取した群は、低脂肪食のみを摂った群と比べて食事に由来する良質脂肪の摂取量が多かったことが分かった。
 両群ともに健康的な食事を摂り飽和脂肪の摂取量は抑えられていたが、くるみを摂取した群のほうが不飽和脂肪の摂取量が多くなり、効果のほとんどは最初の3カ月に観察された。タプセル教授は、「くるみから食物繊維やビタミンEなどの抗酸化活性をもつ成分も摂れ、くるみ群はインスリン値の改善も示したことは、食事に良質の脂肪が含まれていたことによる可能性がある」と説明している。これによりくるみを含む食事は、インスリン抵抗性の問題に体が対処するのを助ける働きがあるとの以前の教授の研究結果を裏付けるものであると言える。
 さらに、タプセル教授は「バランスの取れた食事」という言葉の裏には重大な要素があることに注目している。「低脂肪の食事を摂るのはよいことだが、適正な種類の脂肪の供給源となる重要な食品(今回のケースではくるみ)を取り入れることも重要である」と述べている


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