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災害は地震ばかりではありません。N.Y.での同時多発テロ行為や新型インフルエンザのパンデミックなど、これらを考えると気の遠くなるような対策が求められます。災害発生時とその後の食生活、普段の生活に復帰していくための食生活面からの対策を検討し作り出していくための書籍です。

災害時における食と福祉

非常食・災害食に求められるもの

A5判、228頁、¥3,800(本体)+税
ISBN978-4-7712-1101-8


本書の出版に際して、この3月11日、不幸なことに私達は再び東日本大震災という未曾有の大震災に遭遇してしまいました。このたびの「東北地方太平洋沖地震」により被災された皆様には、謹んでお見舞い申しあげますとともに、一日も早い復旧を衷心よりお祈り申しあげます。


【ご提案致します】

  • 災害は予想をすることなく突然直撃し、その生活全般を崩壊させてしまいます。
  • 二度の大地震を体験した新潟県・新潟大学地域連携フードサイエンスセンターでは災害食シンポジウムを継続開催しています。
  • 本書はその第3回「新潟からの発信『避難生活を支える災害食』」第4回「あなたの被災生活を支える非常食」の抜粋記録です。
  • 災害発生時とその後の食生活、普段の生活に復帰していくための食生活面からの対策を理解するために本書は生まれました。
  • 食を考える立場から災害という大きな課題に対処して行きます。

【執筆者の方々です】

門脇基二
新潟大学地域連携フードサイエンスセンター長、自然科学研究科生命・食料科学専攻教授
専門:栄養生化学,食品科学
藤村 忍
新潟大学地域連携フードサイエンスセンター事務局長、自然科学研究科生命・食料科学専攻准教授
専門:食品科学,栄養科学
田村圭子
新潟大学危機管理室、災害・復興科学研究所教授
専門:危機管理,災害福祉
別府 茂
ホリカフーズ株式会社取締役部長、新潟大学客員教授、防災士
専門:食品加工学
吉川羊子
小牧市民病院泌尿器科、排尿ケアセンター部長
専門:排尿障害の診断・治療,排尿管理
土田直美
新潟県魚沼地域振興局健康福祉部(魚沼保健所)主査
管理栄養士
岡田 史
新潟医療福祉大学社会福祉学部社会福祉学科准教授
専門:社会福祉学、介護福祉学、災害介護
奥田和子
甲南女子大学名誉教授
専門:食デザイン論(危機管理と食デザイン・食文化論など)
林 春男
京都大学防災研究所 巨大災害研究センター長 教授
専門:社会心理学(災害時の人間行動,防災心理学)
(所属は平成23年3月15日現在)


【目次のご紹介】

ごあいさつ
 
第1部 災害時の生活と福祉
 
1-1 避難生活全般の課題
1-1-1 被害者への直接的な支援とは
1-1-2 地震被害の特徴
1-1-3 避難者の生活環境の改善
1-1-4 中越沖地震における避難生活
1-1-5 より良い被災者支援のために
 
1-2 口に入れたものはいずれ出る-災害時の排泄への対策・身体機能からのアプローチ-
1-2-1 はじめに
1-2-2 適切な排泄をつくる要素とは
1-2-3 「非常事態」としての排尿障害
1-2-4 自分の排尿の「サイズ」と「パターン」を知り災害に備えるには
1-2-5 おわりに:自分,家族そして隣人をまもるために
 
1-3 災害時における栄養・食生活支援活動の実際
1-3-1 はじめに
1-3-2 事業
1-3-2-1 目的
1-3-2-2 メンバー
1-3-2-3 検討の経過
1-3-2-4 まとめ
1-3-3 「災害時要援護者用備蓄検討のポイント」について (新潟県防災局)
1-3-3-1 特色
1-3-4 被災地域でのその後の取組
1-3-4-1 柏崎地域での取組
1-3-4-2 新潟県の取組
1-3-4-3 まとめ
 
1-4 災害時要援護者の避難所における生活実態と「食」-介護福祉士による介護支援ボランティア活動から-
1-4-1 はじめに
1-4-2 災害時の介護支援ボランティア活動内容
1-4-2-1 阪神・淡路大震災での被災者支援活動
1-4-2-2 中越地震被災者支援活動
1-4-3 中越沖地震での活動
1-4-4 避難所での生活状況-生活7領域の各領域における実態・問題・対策
1-4-4-1 「衣」領域
1-4-4-2 「食」領域
1-4-4-3 「住」領域
1-4-4-4 「身体の健康」領域
1-4-4-5 「心の健康」領域
1-4-4-6 「家族関係」領域
1-4-4-7 「社会関係」領域
1-4-4-8 生活全体にわたる課題
1-4-5 災害時の生活を支える「食」
1-4-6 おわりに
 
第2部 災害時の食をめぐる新たな視点
 
2-1 災害食とは:-中越と中越沖地震の体験を通して明らかになったこと-
2-1-1 はじめに
2-1-2 連続する地震災害
2-1-3 事業継続と生活継続
2-1-4 非常食の常識と食の被災教訓
2-1-5 被災地の食ニーズは一様ではない
2-1-6 避難所における要援護者
2-1-7 食生活の自助,共助,公助
2-1-8 防災フレームワーク
2-1-9 代替熱源の検討
2-1-10 平常時でも災害時でも同じものを
2-1-11 非常食・災害食に求められるもの
2-1-12 おわりに
 
2-2 「複合災害」と「流通備蓄」の2つの視点から備蓄食のメガリスク管理を考える
2-2-1 複合災害
2-2-1-1 複合災害の想定
2-2-1-2 複合災害時の住民の行動パターンの違い
2-2-1-3 複合災害時の避難所対応
2-2-1-4 公助,共助,自助の役割分担
2-2-1-5 自助を教える
2-2-1-6 複合災害時の災害食
2-2-2 流通備蓄-自治体の現状と課題
2-2-2-1 災害食
2-2-2-2 政府の考える食料備蓄の理念
2-2-2-3 自治体の備蓄方法
2-2-2-4 自治体の備蓄の現状
2-2-2-5 自治体ごとの備蓄の特色
2-2-3 結語-複合災害時のメガリスク管理
2-2-3-1 実効性
2-2-3-2 備蓄の必要性,内容と数量
2-2-3-3 まとめ
 
2-3 災害食に期待される機能-来るべき首都直下型地震に備えて-
2-3-1 食と非常食
2-3-2 米国の対応から学ぶべきこと
2-3-3 首都直下型地震とは
2-3-4 食における災害対応
 
第3部 災害時の食と福祉の課題と展望-総合討論から-
 
3-1 避難生活を支える災害食 「非常食」から「医療・福祉・保健機能を加えた災害食」へ
3-2 都市防災への提言に向けて

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