21世紀の人類の健康のために食品機能の科学的・体系的研究法が求められています!第一線の研究者がその指針を初めて明らかにしました。

食品機能研究法

篠原和毅、鈴木建夫、上野川修一編著
A4判 350ページ 定価:¥5,300(本体)+税


2000年5月8日 全国一斉発売

【解説】
機能性食品は、わが国の科学技術の中で数少ない特筆すべきコンセプトの提唱であり、わが国でなければなし得なかった創造です。この機能性食品に限りない愛着を感じ、21世紀の人類の健康に大きく貢献させるためには、その生命線ともいうべき生理機能、すなわち食品機能の、より科学的な研究法が必要不可欠と信じています。本書はその意図を具体化するため、わが国の代表的かつ先端的な食品機能の研究者に執筆をお願いし出来上がったものです。

【執筆者一覧】(50音順)
合田敏尚 (静岡県立大学食品栄養科学部)
足立はるよ (東京大学大学院農学生命科学研究科〕
荒井綜一 (東京農業大学農学部)
池田郁男 (九州大学農学研究院)
井手 隆 (農林水産省食品総合研究所食品機能部)
稻熊隆博 (カゴメ株式会社総合研究所)
井原 裕 (京都大学大学院医学研究科)
今泉勝己 (九州大学農学部)
今泉正洋 (京都大学大学院農学研究科)
岩下恵子 (農林水産省食品総合研究所食品機能部)
上田浩史 (帝京大学薬学部)
梅澤眞樹子 (京都大学医学部再生医科学研究所)
大澤俊彦 (名古屋大学農学部)
小川一紀 (国際農林水産業研究センター沖縄支所)
片倉喜範 (九州大学生物資源環境科学研究室)
加藤久典 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
加藤秀夫 (県立広島女子大学生活科学部)
上野川修一 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
河村幸雄 (秋田県総合食品研究所)
菊池祐二 (農林水産省食品総合研究所食品工学部)
岸 恭一 (徳島大学医学部栄養学科)
北田泰之 (岩手医科大学歯学部)
栗暗純一 (農林水産省食品総合研究所生物機能開発部)
神山かおる (農林水産省食品総合研究所食品理化学部)
後藤哲久 (農林水産省食品総合研究所食品機能部)
小林謡子 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
小堀真珠子 (農林水産省食品総合研究所食品機能部)
近藤和雄 (お茶の水女子大学生活環境研究センター)
佐藤隆一郎 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
篠原和毅 (農林水産省食品総合研究所食品機能部)
清水俊雄 (旭化成工業株式会社食品研究所)
清水 誠 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
白畑実隆 (九州大学農学部)
新本洋上 (東北農業試験場畑地利用部)
菅沼大行 (ヵゴメ株式会社総合研究所)
鈴木和春 (東京農業大学農学部)
鈴木建夫 (農林水産省食品総合研究所)
須田郁夫 (九州農業試験場作物開発部)
清野 裕 (京都大学大学院医学研究科)
関谷敬三 (四国農業試験場作物開発部)
大東 肇 (京都大学大学院農学研究科)
武田雅美 (京都大学大学院農学研究科)
津志田藤二郎 (農林水産省食品総合研究所企画課)
辻 典子 (家畜衛生試験場生態防御研究部)
寺尾純二 (徳島大学医学部栄養学科)
堂迫俊一 (雪印乳業株式会社栄養科学研究所)
徳田春邦 (京都府立医科大学生化学教室)
仲川清隆 (宮城県産業技術総合センター)
中村宜督 (京都大学大学院農学研究科)
中谷延二 (大阪市立大学生活科学部)
奈良井朝子 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
西野輔翼 (京都府立医科大学生化学教室)
二ノ宮裕三 (九州大学大学院歯学研究員)
服部 誠 (東京農工大学農学部)
浜崎智仁 (富山医科薬科大学和漢薬研究所)
林由佳子 (京都大学食杜科学研究所)
東尾久雄 (野菜・茶業試験場生理生態部)
平野玲子 (お茶の水女子大学生活環境研究センター)
平山匡男 (明治製菓株式会社生物科学研究所)
伏木亨 (京都大学大学院農学研究科)
文 斎鶴 (徳島大学医学部栄養学科)
細川正則 (京都大学医学部再生医科学研究所)
舛重正一 (東京農業大学農学部)
松田 幹 (名古屋大学大学院生命農学研究科)
松本貴之 (日本ハム株式会社中央研究所)
三浦 豊 (東京農工大学農学部)
三浦裕仁 (農林水産省食品総合研究所生物機能開発部)
本町幼子 (畜産試験場加工部)
宮澤陽夫 (東北大学大学院農学研究科)
三輪 操 (農林水産省食品総合研究所食品機能部)
森 友彦 (京都大学食糧科学研究所)
吉川正明 (京都大学食糧科学研究所)
吉澤康子 (昭和産業株式会社技術本部生産管理部)
横越英彦 (静岡県立大学食品栄養科学部)
矢ヶ崎一三 (東京農工大学農学部応用生物科学科)
八巻幸二 (農林水産省食品総合研究所食品機能部)
山崎正利 (帝京大学薬学部)
山本(前田)万里 (野菜・茶業試験場利用加工部)

【本書の目次】
1 はじめに
2 食品機能について
3 機能性研究
 
3-1 栄養機能
3-1-1 概要
3-1-2 タンパク質の機能
3-1-3 アミノ酸の機能
3-1-4 炭水化物(糖質)の一次機能
3-1-5 脂質の機能
3-1-6 ビタミンの機能
3-1-7 ミネラルの生体利用効率
 
3-2 感覚機能(二次機能)
3-2-1 概要
3-2-2 嗅覚破壊
3-2-3 味覚嫌悪学習
3-2-4 二者選択法
3-2-5 条件付け位置嗜好性試験
3-2-6 マウス味蕾および味細胞の単離法
3-2-7 パッチクランプ法の概説
3-2-8 鼓索神経および舌咽神経の積分味覚応答の記録
3-2-9 味蕾を含む舌上皮で発現する遺伝子のRT-PCRによる解析法
3-2-10 食品の物性に関わる生理機能性
    ・高齢者食品の「かたさ」の測定法
    ・高齢者用そしゃく・そん下困難者用食品の粘度測定法
 
3-3 生体調節機能(三次機能)
3-3-1 概論
3-3-2 免疫系調節機能
    ・腸管免疫系調節機能
    ・免疫賦活機能
    ・マクロファージ活性化機能の評価法
    ・インターフェロン分泌促進機能
    ・抗体産生機能
    ・感染予防機能
3-3-3 内分泌系調節機能
3-3-4 神経系調節機能
3-3-5 循環系調節機能
    ・血圧降下機能
    ・アンギオテンシン変換酵素阻害
    ・高血圧モデル動物を用いた評価
    ・毛細血管モデルを用いた食品中の血流改善成分の探索法
3-3-6 代謝系調節機能
    ・分光法による肝臓の脂肪酸代謝系酵素活性の測定
    ・コレステロールオキシターゼを用いた生体試料中のコレステロール定量法
    ・全駆脂肪細胞(3T3−L1)を用いた代謝機能評価
    ・肝機能改善機能
    ・糖尿病改善機能
    ・骨代謝機能
3-3-7 消化・呼吸系調節機能
    ・消化・吸収機能
    ・脂質の吸収
    ・カルシウム吸収促進
    ・鉄分の吸収
    ・アントシアニン色素の体内吸収
    ・整腸(お腹の調子を整える等の)機能
3-3-8 抗アレルギー感作マウスモデルを用いた機能評価
    ・腸管免疫系を用いた抗アレルギー
    ・食物アレルギー感作マウスモデルを用いた機能評価
    ・炎症性丁細胞の抑制を指標にした抗アレルギー性機能評価
    ・ヒト抗体産生細胞を用いたアレルゲンの解析
    ・培養マウスマスト細胞を用いた抗アレルギー性機能検定
    ・アラキドン酸代謝酵素系を用いた機能評価
    ・白血球より産生されるアラキドン酸代謝物を用いた機能評価
    ・抗炎症機能
    ・組織標本を用いた白血球ローリングと浸潤
    ・ラット皮膚反応を用いた抗炎症機能評価
    ・食品成分の慢性関節炎に対する機能評価
3-3-9 抗酸化機能
    ・分光学的抗酸化機能評価
    ・化学発光法による抗酸化機能の評価
    ・ヒト血中過酸化脂質の定量法
    ・ヒト血中カテキン(緑茶由来)の定量法
    ・フラボノイド類の発光分析による構造解析法
    ・緑茶カテキンの生体内抗酸化作用の評価法
    ・β一カロテンの生体内坑酸化作用
    ・リポソームを用いた抗酸化性機能評価
    ・LDL酸化抑制機能
3-3-10 抗がん機能
    ・サルモネラ菌TA98を用いた抗変異原性試験法
    ・コメットアッセイ(Single Cell Gel Electrophoresis Assay)を用いた抗変異原性試験法
    ・食品中の発がんプロモーション抑制物質の検索法
    ・がん細胞を用いたがん予防機能評価
    ・ヒト白血病細胞分化誘導作用の評価
    ・マウス白血病細胞を用いた抗癌作用の評価
    ・がん細胞の増殖・浸潤・転移抑制機能評価法
    ・DNA修復促進活性及びアポトーシス抑制効果の測定
    ・発がん予防試験法
3-3-11 老化防止機能
    ・老化促進モデルマウスを用いた機能評価
    ・テロメラーゼ活性を用いた機能評価
3-3-12 バイオマーカー(生体指標)を用いた機能評価
3-3-13 二重盲検法を用いたヒトでの機能評価
 
4 機能性食品成分の分離・構造決定
4-1 ポリフェノール分析法
4-2 野菜中のカロテノイド、トコフェロール分析法
4-3 緑茶中の機能性成分(カテキン類およびカフェイン)の定量法
4-4 カンキツ中の機能性成分分析法
4-5 トマト中の機能性成分分析法
4-6 香辛料中の機能性成分分析法
 
5 あとがき

PRESENTED BY 食品情報館(光琳オフィシャルサイト)